買い物の計算ガイド

「20%増量」と「20%値引き」はどっちがお得?同じ20%でも差が出る理由

スーパーで見かける「20%増量」と「20%値引き」を実質単価で比較し、同じ20%でもお得度が違う理由を解説します。

読む時間:約3分制作・運営:ぱっと箱

先に結論

元の価格と内容量が同じなら、20%増量より20%値引きがお得です

同じ商品を同じ量あたりの価格で比べる場合、20%増量は約16.67%引き相当。20%値引きとの差は約3.33ポイントです。元の価格や容量が異なる商品は、割合だけでは決められません。

スーパーで見かける、比べにくい2つの表示

いつもの商品に「今だけ20%増量」と書かれていて、その隣では通常サイズが「20%OFF」。どちらも20%なので同じように見えますが、増えるのは量、減るのは価格です。比べる基準が違うため、そのまま数字だけを見てもお得度は分かりません。

こんなときは、どちらも「同じ量を買うといくらか」という実質単価にそろえると判断できます。

1,000円・1,000gの商品で比べてみる

以下は仮の価格と内容量です。どちらの特典も、同じ通常商品を基準にしています。

表は横にスクロールできます

通常商品、20%増量、20%値引きの比較
条件支払額内容量100gあたり
通常1,000円1,000g100円
20%増量1,000円1,200g約83.33円
20%値引き800円1,000g80円

20%増量は1,000円で1,200g買えるため、100gあたり約83.33円。20%値引きは100gあたり80円です。同じ量を買うなら、20%値引きのほうが安くなります。

20%増量が約16.67%引きになる理由

増量の実質割引率100 − 100 ÷(1 + 増量率 ÷ 100)

20%増量なら全体量は元の1.2倍です。単価は「1 ÷ 1.2」で元の約83.33%になるため、安くなった割合は100%から83.33%を差し引いた約16.67%です。

逆に、20%値引きと同じお得度になる増量率は25%です。量が1.25倍になると単価は元の80%になり、20%引きと一致します。

計算結果だけで決めないほうがよい場合

  • 使い切れない:増量分を捨ててしまうなら、計算上のお得は小さくなります。
  • 保存に場所が必要:冷蔵・冷凍スペースを使う商品は、保管できる量かも確認します。
  • 元の価格や容量が違う:それぞれの割引後の価格・増量後の内容量を単価比較計算ツールへ入れ、同じ量あたりで比べます。品質の違いは単価だけでは判断できません。

必要な量を無理なく使い切れるかも確認します。使い残しで単価の有利不利が逆転する例では、どれだけ使うと大容量がお得になるかを計算しています。