先に結論
同じ商品なら、20%増量より20%値引きがお得です
20%増量は、元の単価から見ると約16.67%引き相当。20%値引きとの差は約3.33ポイントです。
スーパーで見かける、比べにくい2つの表示
いつもの商品に「今だけ20%増量」と書かれていて、その隣では通常サイズが「20%OFF」。どちらも20%なので同じように見えますが、増えるのは量、減るのは価格です。比べる基準が違うため、そのまま数字だけを見てもお得度は分かりません。
こんなときは、どちらも「同じ量を買うといくらか」という実質単価にそろえると判断できます。
1,000円・1,000gの商品で比べてみる
表は横にスクロールできます
| 条件 | 支払額 | 内容量 | 100gあたり |
|---|---|---|---|
| 通常 | 1,000円 | 1,000g | 100円 |
| 20%増量 | 1,000円 | 1,200g | 約83.33円 |
| 20%値引き | 800円 | 1,000g | 80円 |
20%増量は1,000円で1,200g買えるため、100gあたり約83.33円。20%値引きは100gあたり80円です。同じ量を買うなら、20%値引きのほうが安くなります。
20%増量が約16.67%引きになる理由
増量の実質割引率100 − 100 ÷(1 + 増量率 ÷ 100)
20%増量なら全体量は元の1.2倍です。単価は「1 ÷ 1.2」で元の約83.33%になるため、安くなった割合は100%から83.33%を差し引いた約16.67%です。
逆に、20%値引きと同じお得度になる増量率は25%です。量が1.25倍になると単価は元の80%になり、20%引きと一致します。
計算結果だけで決めないほうがよい場合
- 使い切れない:増量分を捨ててしまうなら、計算上のお得は小さくなります。
- 保存に場所が必要:冷蔵・冷凍スペースを使う商品は、保管できる量かも確認します。
- 価格や品質が違う:別ブランドや別容量なら、割合ではなく実際の単価で比べます。
必要な量を無理なく使い切れるなら、実質単価が安いほうを選ぶ、という考え方が分かりやすいでしょう。