「何がないか」を探すなら、行の位置ではなく項目で比べる
2つの買い物メモを見比べるとき、順番が違うだけで「抜けている」と感じることがあります。必要なのが項目の有無なら、Aだけにある・Bだけにある・両方にある、の3つに分けると確認しやすくなります。
ただし、これだけでは同じものが何個必要なのかは分かりません。まず「種類の抜けを探す」のか「個数までそろえる」のかを決めることが大切です。
買い物メモで、3つの結果を読み分ける
次のAを準備したメモ、Bを見直したメモとします。説明用の例です。
リストA
牛乳 パン 卵 パン
リストB
卵 牛乳 りんご
表は横にスクロールできます
| 結果 | 項目 | AからBへの変化 |
|---|---|---|
| Aだけ | パン | Bには残っていない |
| Bだけ | りんご | Bで加わった |
| 両方 | 牛乳、卵 | 順番は違うが残っている |
Aは4行ですが、パンの重複をまとめると3種類。Bも3種類です。「3種類ずつだから同じ」とは限りません。共通は2種類で、パンとりんごが入れ替わっています。
AとBが新旧のメモでなければ、「追加」「削除」とは判断できません。たとえば2人が別々に作った希望リストなら、「片方だけの希望」として読む方が正確です。
ツールの「入力例で試す」で同じ例を再現できます。入力済みのリストがある場合は、リセットする前に手元へ残してください。
「両方にある」は「同じ数ある」ではない
Aにパンが2行、Bにパンが1行あっても、項目の有無だけを調べる照合では「パンが両方にある」と出ます。「1個減った」ことは、この結果からは分かりません。
繰り返しがコピーの重複ならまとめて構いません。一方で、1行が1個や1回を意味する記録なら、重複をまとめると情報が失われます。元のリストを残し、品目ごとの個数や回数を別に集計してください。このツールは数量の突き合わせには対応していません。
同じつもりの項目が「片方だけ」に出たら
- 行の前後の空白。「牛乳」と「 牛乳 」は初期設定では別です。貼り付け時の余分な空白なら、前後の空白を無視して再比較できます。
- 英字の大文字・小文字。「Milk」と「milk」を同じものとして扱いたいときだけ、区別しない設定を選びます。
- 文中の空白や表記。「牛乳 1L」と「牛乳1L」、「A」と「A」は、この2つの設定では一致しません。誤字や同義語を推測してまとめる機能ではありません。
- 番号の先頭のゼロ。「001」と「1」は別項目です。番号を表計算ソフト経由で貼り付ける場合は、元の表記が残っているか確認します。
無視する設定は、答えを変えます。違いを消してよいか分からない場合は、まず初期設定で照合し、片方だけに出た項目を見てから条件を変えます。出力では空白や大文字小文字を書き換えず、最初の表記を残します。共通項目はAの表記です。
リスト照合・文章差分・重複削除の使い分け
- 2つのリスト照合:順番を問わず、片方だけの項目や共通項目を取り出したいとき。
- テキスト差分比較:連絡文などの変更箇所を、行や文字単位で読みたいとき。
- 重複行削除:1つのリストから繰り返しだけを除きたいとき。
照合前に元のリストを残し、比較する単位と一致の条件を決めておくと、結果の意味がはっきりします。処理はブラウザ内で行いますが、結果をコピーした後は、貼り付け先を確かめてから使ってください。